2021年天文まとめ

この記事は予約投稿です。

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2021年もいよいよ残り2日となりました。

今回は2021年の天文現象を振り返ります。

 

まず、1月10日には水星と木星土星の接近がありました。

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最接近の前後5日ほどは曇りだったので、これは1月13日の写真です。

太陽の近くで起こった現象なので、まだ空が明るく、難易度が高い現象でしたが、撮影することが出来ました。

そのままでは空が明るすぎて星がどこにあるか分からないので、右の画像は左と同じ写真に丸印と天体の名前を付けています。

 

1月14日には、先ほどの水星と木星に細い月が近づきました。

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3天体ともとても淡い状態でしたが、何とか撮影することが出来ました。

今回はページが長くなりすぎないように写真を小さく掲載していますが、クリックすれば拡大します。

是非拡大して見てください。

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この時の月は月齢が1.1~2(新月の約1日後)で、過去撮影した中で最も細いものです。

細すぎて左の写真では分からないかもしれませんが、右の写真はトリミングしたものなので、拡大すれば分かると思います。

 

次は、3月上旬(最接近は3月4日)にあった火星とプレアデス星団の接近です。

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この頃はなぜか天気が悪い日が多かったので、撮影出来たのは3月1日(左)と3月8日(右)だけでした。

 

4月17日には、月と火星の接近がありました。

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5月上旬には水星とプレアデス星団が接近しました。

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これは非常に難易度が高い現象でしたが、入念に高度や空の明るさをシミュレーションしたので撮影することが出来ました。

最接近は5月4日でしたが、その日は天気が悪かったので、写真は5月3日のものです。

写真には一応天体の名前を付けましたが、普通はどこにプレアデス星団があるか分からないと思います。

 

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これは、5月13日に、月、水星、金星の3天体が近くに見えた時の写真です。

 

5月16日には月と火星の接近がありましたが、悪天候のため撮影出来ずに終わりました。

また、5月26日には皆既月食がありましたが、これも曇りで全く撮影出来ずに終わりました。

そして、6月12日には月と金星の接近がありましたが、これまた天気が悪く撮影出来ずに終わりました。

 

7月12日には、月と金星と火星の接近がありました。

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薄雲がありましたが、何とか撮影することが出来ました。

また、翌日には金星と火星がさらに接近しましたが、その時は曇りでした。

 

8月11日と9月10日には月と金星の接近がありましたが、両方とも前線が停滞している時期だったので、天気が悪く撮影出来ずに終わりました。

11月8日には月が金星を隠す金星食がありましたが、これは昼間の現象だったので、そもそも撮影は予定していませんでした。

また、その日の夕方には、昼間に月の縁から出た金星が月と並んで見える、月と金星の接近がありましたが、それは曇りで撮影出来ずに終わりました。

 

11月19日には、月の97%が欠けるほぼ皆既の部分月食がありました。

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左は中望遠で撮影してトリミングしたもの、右は超望遠で撮影したものです。

カメラによって写真の縦横比が違うので、横に並べると少し変な感じになってしまいました。

大きく写っているのは超望遠(Nikon)の方ですが、色が良いのは中望遠(Canon)の方です。

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この月食プレアデス星団の近くで起こりました。

月がプレアデス星団に近づくこと自体はおよそ1か月に1回起こりますが、普通は月が明るすぎて綺麗に撮影することは出来ません。

月食で月が暗くなったことで、綺麗に撮影することが出来るようになりました。

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また、この月食では月が元に戻っていく様子も超望遠で撮影しました。

これは戻り始めの写真です。

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同じタイミングの月を違う明るさの設定で撮影した2枚組です。

左の明るい写真では地球の影に入っている部分が見えます。

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元に戻っていく月の写真の中で最も良く撮れたものです。

普段の欠けた月と違い、縁にクレーターが見えないと言うことがよく分かります。

 

今年の天文現象振り返りはこれで終わりです。

こうしてみると、天気が悪く撮影することが出来なかった天文現象も多かったことが分かりますが、今年も多くの天文現象を撮影することが出来ました。

来年は夕方に見える天文現象が少ない年ですが、例えば年が明けてすぐの1月4日には、月と水星の接近があります。

来年1番の注目現象は、11月8日の皆既月食です。

それも天気が良ければ撮影してブログに投稿する予定なので、来年もよろしくお願いします。

 

明日は2021年の家庭菜園まとめを投稿します。

 

今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。

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