月と火星の接近(7/22)

この記事は予約投稿です。7/24 1:05

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7月22日の深夜に、東の空で月と火星の接近がありました。

今回はその様子と写真を紹介します。

 

今回の接近は火星食の後に見られました。

火星食は月が火星を隠す現象です。

今回、北海道や東北では月の縁から火星が現れる(出現)瞬間が見えましたが、それ以外の地方では低空で見えにくいか、見えませんでした。

出現は見えなくても、食が終わってからの数時間は2つの天体がかなり接近した状態で見え、それが今回紹介する現象です。

 

焦点距離:88mm(この記事に出て来る焦点距離は、全て35ミリ版換算です)

食が終わって約30分後、0時45分頃に東の空を見に行くと、予想通り月が昇っていました。

ただ、前日(21日)の21時前に雨が降ったのもあり、雲が月の一部を隠しています。

写真では白っぽく写っていますが、実際の月は大気の影響でオレンジ色に見えました。

オレンジ色に見える原理は夕日と同じです。

肉眼では月の近くに火星がはっきりと見えました。

焦点距離:320mm(以下同)

ズームしました。

火星が微かに写っています。

それから1分ほどすると、月が雲に隠され始めました。

さらに1分ほどすると、完全に月が見えなくなりましたが、少し上に雲の隙間があるので待ってみます。

隠されてから約3分後、月が雲から出て来ました。

この数分で雲の隙間が狭くなったので、撮影のチャンスは一瞬になりそうです。

前の写真から約20秒後、火星が雲から出ました。

月の下側が少し雲に隠れていますが、これが今回のベストショットです。

天体の名前を入れました。

見かけ上、月から月の半径ほどしか離れていない位置に火星があります。

それから少しすると、月の下側は雲から出て来ましたが、今度は上側と火星が薄雲に入ってしまいました。

この後は全体が雲に隠れ、出て来ることはなかったようです。

 

今年は見やすい時間に起こる天文現象が貴重ですが、そのうちの1つを見ることが出来ました。

 

今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。

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今回の文字数:841文字